フリーランス初仕事

ソニーという大企業を辞め、フリーランスのエンジニアとして活動すると決めたものの、本当に仕事が見つかるのか実は結構不安だった。が、割とあっさり決まってくれて、現在フリーランス初仕事として自宅住所と同じ市内にある小さな会社のとあるプロジェクトに参画している。

仕事の内容は、太陽光発電所の遠隔制御や各種電力測定データをクラウドサーバで管理するためのシステムの改良。これまでのキャリアで積み上げた信号処理技術のスキルを活かせる仕事でもなく、ちょっと畑違いな感じなので少し迷ったのだが、フリーランスとしての経験値を獲得することに意味があると思って引き受けることにした。

端的に言えば期待通りにシステムが動かず炎上してしまっているプロジェクトであり、自分に求められているのはプロジェクトの再生である。ソースコードを紐解くとそこかしこに謎仕様が散りばめられており、おまけに仕様書はじめドキュメントがほぼ存在しない。一応だましだましは動作しているシステムのため、謎仕様というノイズに邪魔されながら地道にソースコードを追って要件を拾うしかない。こうなってしまった過程や現在の運用方法など聞くにつけ自分の今までのエンジニア人生で経験した現場と(悪い意味で)かけ離れており、参画当初は日々驚きの連続だった。原因ははっきりとは分からないが、プロジェクトを仕切りが不味かったとか、担当エンジニアのスキルの問題とか色々あったようだ。

まだまだシステム全体像の把握に努めている段階なのでどういう結末になるか分からないが、技術的な道筋が見えさえすれば後はやるだけ。そこに最適解を付けていくのはR&Dエンジニアとして磨いてきた自分の持ち味だと思っているので、何とかプロジェクトに貢献して行けたらと思う。

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