ソニーのR&Dエンジニアとしての主な実績を以下に記します

音声ノイズリダクション技術の開発
音声スペクトル推定に基づいたノイズリダクションのアルゴリズム検討を行い、ミュージカルノイズを発生しないアルゴリズムの開発に成功。ICレコーダの再生時のノイズリダクション技術として採用され、事業部の要望に基づいたアルゴリズムの最適化を行い、ICレコーダの2010年以降のモデルに機能名「強力ノイズカット」として搭載されました。

車載用ノイズキャンセリング技術の開発
エンジン回転数に基づいてエンジン音を低減するエンジン音キャンセリングのアルゴリズムを開発、実車上でリアルタイム動作によりエンジンノイズを低減することに2017年成功しました。その後、車室内ノイズキャンセリング技術の開発に着手し、こちらも効果が体感できるレベルの技術への性能向上に貢献しました。

加速度センサを用いた体動検出技術の開発
人の体に装着した3軸加速度センサを用いてユーザの歩行や走行を検出する信号処理アルゴリズムを開発し、リアルタイムに高精度でユーザの歩行/走行リズムの検出する事に成功。ユーザーの歩行/走行リズムに合わせて選曲を行うMusic Pacer技術として2006年にスポーツ用途のWalkman NW-S203Fへ搭載されました。発売当時は変わり種Walkmanとしてマスコミにも注目され、実際にスポーツに活用しているユーザーの様子がテレビ番組などに取り上げられました。